前回のページまではクレオパトラな女たちというドラマについて、どういった内容のドラマなのかについて詳しく解説してきました。クレオパトラな女たちは「美」をテーマにしたヒューマンコメディのドラマです。脚本家に大石氏を起用した骨太なストーリー展開が期待できます。そして何よりも魅力的なことは、誰もが心の中に「美」に対するイメージを持っていると思いますが、このドラマを鑑賞することで、自分の中にある「美しさ」に対する価値観を見直すきっかけになるということです。それでは今回のページではクレオパトラな女たちというドラマが多くの人の共感を呼ぶ理由について詳しく考察していきたいと思っています。
クレオパトラな女たちは男性の主人公として若手俳優の佐藤氏を起用しました。若手というよりも最近では円熟した演技力を身につけているので、そういう意味でも安定した演技が期待できます。そしてクレオパトラな女たちには女性の主人公もいます。それは女優の北野です。クレオパトラな女たちは、とある美容外科クリニックを舞台にした「美」をテーマとしたドラマです。ですから男性だけが主人公というよりも、女性の主人公がいた方が物語がぐっと引き締まります。そういう意味で女優の北野の存在は大きな鍵となっています。
このドラマは美を求め交錯する人間模様が大きな見どころとなっています。美しさとは何なのか、悩みながら成長していく人間模様と共に、美に翻弄されてしまう男女関係についてもしっかりと描かれています。そういう側面を持つことでクレオパトラな女たちは大人向けのヒューマンコメディでもあります。そして劇中で取り扱われる美容形成外科の様々な施術についても、ドラマではいろいろな意見が紛糾することになります。
ドラマの中では美容形成外科について触れられていますが、美容整形については世の中的に色々な価値観を持っている人がいます。とくに女性であれば自分の容姿に程度の差こそあれ、誰もが関心を持っていると思います。クレオパトラな女たちでは、そういった女性特有の心理についてもしっかりと掘り下げられています。
次回のページではクレオパトラな女たちがヒットした理由についてさらに詳しく解説すると共に、そこから学べることについても解説していきたいと思います。